3輪歩行車へのこだわりCommitment to a three-wheel walker
- こんにちは。営業の坂田です。ここでは、私たちが日本で先駆けて製造販売を行っている3輪歩行車について、他の歩行車との違いをはじめ、どのようにして誕生したのかなどを、簡単にご紹介していきたいと思います。
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シルバーカーと歩行車の
違いについて
シルバーカーは外出先で必要な道具や、買い物した商品といった荷物を運ぶことを目的に作られています。一方、歩行車は、歩行を補助することが目的。ですから多くの歩行車は介護保険対象であるのに対しシルバーカーは対象外と明確に区別されています。
自立して歩ける人は…
シルバーカー
安全性より荷物の運搬を目的とした設計で、基本的には自立歩行ができる方が対象です。比較的リーズナブルに購入できます。
自立して歩けないなら…
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3輪歩行車
自立歩行にやや不安のある方におすすめ。日頃のウォーキングのともになるような、杖代わりとしてお使いいただけます。
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4輪歩行車
自立歩行が困難な方のために、車体に体重をあずけても安定感のある設計です。3輪よりも1輪多いので安心感があります。
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3輪歩行車の開発経緯
最初の出会いは2012年。出張先の海外工場に訪問した際、チェコで販売するために製造された3輪歩行車に目が留まりました。当時の日本では見かけたことがないフォルムを見て、率直に「おもしろそう!」と思いましたね。実際にさわってみると4輪歩行車とは違った特長があることがすぐにわかり、その年に出展予定だった国内の展示会でお披露目することにしました。
展示会での反応はとても好意的で、特に介護施設に勤める方から「〇〇さんに使ってもらえそう」「〇〇さんが喜んでお出かけしてくれそう」というお声が印象的でした。身体的な衰えを理由に出不精になった人たちの、歩くきっかけになれるかもしれない。そんな想いから、2013年に本格的にオリジナルの3輪歩行車の企画開発がスタートしました。
当時の日本では、シルバーカーや歩行車を利用する方のほとんどが女性でした。今でも“女性が使うモノ”というイメージを持った男性が多く、歩行車を使ってまで出歩きたくないと思っている男性が多くいることがわかってきました。そこで、男性にも選ばれるようなデザインやカラーリングを意識して、3輪歩行車を開発していきました。
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歩くきっかけをつくりたい
男性の利用者が増えたことはもちろん、家族からのギフト需要など、おかげさまで3輪歩行車の販売台数も伸びています。「運動不足の解消につながった」「これだと歩くのがしんどくない」など、好意的なお声をお聞きするたび、社員一同大変嬉しく思っています。
使わないときは、折りたたんでコンパクトに収納できます。自動車のトランクに入れて持ち運ぶことも可能です。これからも、一人でも多くの方にとっての歩くきっかけになり、いくつになっても好きなところへ歩いて行ける、そんな豊かなシニアライフに貢献できれば幸いです。
3輪歩行車ご利用者の声を
紹介します!
- ●出不精の父のために購入しました。自転車のような見た目が気に入ってくれて、杖感覚で使っているようです。おかげで以前よりも外出の機会が増えました。
- ●スーパーに買い物に行くときや、近くのデイサービスに通うときにも重宝しています。コンパクトに折りたためるので、収納場所にも困りません。
- ●これを使うと背筋が伸びた姿勢で歩けますね。安定感もあって、小回りもきいて、段差を乗り越えるときも簡単に前輪を浮かせることができて快適です。